高校入学の推薦について

こんにちは。塾長補佐の井上です。

皆さんは学校では日ごろの授業や定期テストのために勉強を頑張っていると思いますが、頑張る理由の一つに成績が含まれていると思います。成績は目に見えて学校でどれだけ勉強を頑張ってきたのかがわかります。ですので成績は他の人が自身がどれだけ勉強が出来ているのかを判断することにも使われることがあります。特に「推薦」で入学したい場合はよく見られます。推薦はどのような仕組みなのか、どうしたら取れるのか詳しく知っていますか?今回はこの推薦について詳しく書いていこうと思います。

推薦入試と言っても高校入試、大学入試では大きく違います。ですので高校入試、大学入試で分けて書いていきます。まずは高校入試の推薦についてです。

高校入試の推薦は私立と公立では求められるものは違います。私立ではスポーツや文化活動、学力など、様々な観点から募集されています。多くの学校では中学校長の推薦書が必要です。また調査書の評定平均や部活動の実績など、推薦基準も設けられています。そして私立の推薦入試には「単願推薦併願推薦」があります。単願はその学校を第一志望とする生徒さんを対象にしており、他の高校との併願は出来ません。もう一つの併願は他の高校とも併願できる推薦制度です。基本的には単願推薦の方が推薦基準が厳しくなりますが、合格率も高くなります。入試時期は12月から1月に実施されます。

公立の推薦入試は「求める生徒像」に合致すればだれでも出願可能な「自己推薦」が主流です。「求める生徒像」は高校ごとに違い、意欲や入学後の重点的に取り組むこと、資質などの項目があります。公立の推薦入試で校長の推薦書が必要かどうかは、自治体によって変わってきます。入試時期は1月下旬から2月中旬に行われます。

推薦書が必要な場合は校長もとい学校からの許可が下りないといけません。この時どのような条件を満たさないといけないんでしょうか?まず最低条件として高校側の出願基準を満たしていないといけません。高校の推薦基準で多いのは、「調査書の評定平均」「欠席日数特別活動の実績です。まず調査書の評定平均は「平均3.5以上」と定められています。また5,9教科に「1」の評定がないことを条件とした高校もあります。次に欠席日数は中1から中3までが対象の高校が多いです。例としては、一年間の欠席日数が7日以内などが条件としてあります。特別活動の実績はスポーツ推薦などで主にみられ、大会などの実績などがこれに当たります。そしてこれにプラスアルファで学校での内申点が高くあればあるほど推薦に選ばれやすくなります。さらに推薦入試において内申点および内申書は推薦入試での配点でかなりの部分を占めます。ですので内申点は推薦入試を考えているなら高い得点が必要になります。ほかにも部活などで実績を残すことができればより学校側から推薦をもらいやすくなります。

今回は高校入試での推薦について書きましたが、次回は大学入試の推薦について書きたいと思います。また次も読んでくれれば幸いです。